しばらくWIHIの繋がらない環境にいましたが、
ようやくUP出来るようになりました

ペスカーラから電車で3時間半の、モデナへ。

 10 Cucina di Giovanna

モデナのマンマは、生パスタを長い麺棒でのばして作る名人
見事な棒さばき、スピード、均一に美しく薄くなっていく様子は
芸術的で、惚れぼれするほどです。
麺棒で作れる人が貴重になった今、
イタリアの宝とも言える彼女から
出来るだけ多くの技を教わっておきたいと思っています。
マシーンでのばす生パスタでは決して出ない、歯ごたえ、美味しさが
彼女のパスタにはあるのです。

今回も多くの美味し生パスタ、料理を教わりました。
鶏肉やリコッタチーズなどを詰めた
「カッペレッティ イン ブロード」は悶絶もの
レッスンで、きっとご紹介しますね!

10 Giardino di Giovanna

曇りや雨続きだったある日、
料理中に、「今日は気持ちいいお天気だったわね」なんて言ったら、
フライパンの火を止めて、
「お庭に1本だけ赤く色づいた樹があるのよ、ちょっと見に行かない?」と、マンマ。
こんな中断は初めてで、ちょっと楽しい
街中から離れたこの辺は、暖炉の火を入れるほど寒くなっています。
1本だけ綺麗に赤く染まってました。
葡萄もつまんで、一足早い秋を感じていました。

10 aceto balsamico

いつものバルサミコ酢醸造所にも連れて行ってもらいました。
家族経営の小さな醸造所で、丁寧に作られています。

「38年ものがあるんだよ、味見するかい?」とオーナー。
濃厚で格別なお味!
そして、バルサミコ酢を仕込む一番初めの葡萄の搾り汁も
味見させてもらいました。
7種類の葡萄を使ってるそうで、ごくごく飲みたいほど美味しかった!
「この搾り汁が、君と同じくらいの年齢(時間)を経て、
美味しいバルサミコ酢になるのさ」との言葉には、
感慨深いものがありました。
38年もの、レッスンでお出ししますね

そして、最終日。
お庭の洋ナシで作ったカラメラータや、モスタルダ、ジャム、
サーバ(葡萄汁を煮詰めたもの)の大きな瓶を渡してくれるマンマ。
これまたがんばって、次の街まで運ぶしかないでしょ・笑
どこでも買えない、私にとっては宝物です。

次は、トスカーナ州アレッツォへ向かいます