アルバでは、アグリトゥーリズモに宿泊。街の中心から車で5分。アグリの後ろにはぶどう畑が広がり、空気もきれい
朝食は、クッキーやチーズ、サラミ、甘ーい葡萄などフルーツ、ジュース、カプチーノ・・・と豪華で嬉しい
そして、この日はアルバ滞在目的のひとつ、「トリュフ狩り」へ。
バローロの畑が見渡す限りに広がる美しい景色は、ころころと移り変わり、飽きることがなく・・・
行く途中の丘の上に、こんなカラフルな建物が
Tさんとの楽しいドライブで目的の山に到着。さっそくトリュフ名人とトリュフ犬と参加者5名で、杖を渡され森の中へ。
犬は、ふらふら~と横道へそれようとしますが、名人は杖を使って犬にトリュフのありかを知らせます。
トリュフは、樫や楢の木の根に共生する珍しいキノコ。毎年出来る場所は同じだそうですが、人間が土の中から見つけるのは至難の業で、特別に訓練された犬の嗅覚を使って掘り当てます。
「ここほれ、ワンワン」 この道6年の犬が土に鼻を押し当てます。
名人が、斧のような道具を使って慎重に土を掘っていくと、白トリュフが姿を現しました「森のダイヤモンド」とも呼ばれる白トリュフは、眩しい存在と香りを静かに放っていました。その新鮮な香りは、思わず吸い込まれるほどのインパクト。名人が上着のポケットに入れても、ほのかに周辺に漂っています。
お手柄の犬は、白トリュフの代わりに、ドッグフードのようなクロケットをもらって満足していました。そして、掘ったところは、他の人に見つからないように、元のように土と葉っぱを戻します。
この日は、お天気がよく暑かったので、1時間ほどで犬はくたびれモード。それでも3個も見つかりラッキーでした。
トリュフは、気象条件や土質など繊細な条件が整わないと成長しないもの。名人曰く、「月の満ち欠けによってもトリュフの出来は左右するんだ、なぜか分からないけどとても神秘的だろ?」とのこと。言葉に重みがあり、印象的でした これからトリュフを食べる時は、よりいっそう有難みが増すことでしょう。
お昼は、名人の奥様がシェフをされているリストランテでいただくことに。
「Agnolotti dal plin」。アルバで2度目の「アニョロッティ・ダル・プリン」。小さなラビオリの中にひき肉、ほうれん草などが詰められています。もちもちのパスタが絶品 お土産にバローロワインを買い、アグリへ戻って、さっそくマンマの料理教室へ参加
前菜からドルチェまでピエモンテの伝統料理6品を教わり、みんなで夕食
これは、「ブラサート・仔牛の赤ワイン煮込み」
自家製ワインとともに、北欧から来た参加者と計6人で楽しく夕食
この時期は、各国からの観光客や輸入業者の方などピエモンテ州の美食を楽しみに来られる人も多く、行く先々で外国の人と話したり、テーブルを囲むのも楽しいことでした
こうして2日間のアルバは、盛りだくさんのスケジュールでしたが、Tさんがご一緒してくださったお陰で、とても楽しい滞在になりました