トリノからアルバへ、10:15発の直通電車で向かいました。
とってもすいていて、楽ちん
電車に乗る時は、ホーム番号を確かめて、チケットに刻印し(これを忘れるときっちり罰金)、乗り込みます。
なので、電車が出発ぎりぎりにホームに入ってくると、ちょっとあせります。
ホームナンバーを確かめるや、スーツケースをがーっと押しながら小走りで、予約している車両を見つけ、大きな段差を引きずるようにスーツケースを持ち上げます(近くの人が手伝ってくれる時はラッキー)。そして、荷物置き場にチェーンでスーツケースをくくりつけ、席に着きます。
一度、荷物置き場がない列車で通路に置いてると、乗務員が「スーツケースを頭の上の棚に置きなさい」とのたまわったことがあり、耳を疑いました。「20kg近いので置けません」と言うと同時に、同じコンパートメントに座っていたイタリア人皆が口を揃えて抵抗してくれるというハプニングがありました。
近頃は、電車が遅れることは少なくなったような気がしますが、以前、出発時刻になっても電車が来ず、ホームが急に変わったことをアナウンスで知らされた時などは、スーツケースを持って、階段を駆け下り&上ったことがあり、生きた心地がしませんでした。なので、いつも鉄道に乗る時は、ちょっと緊張が走ります。
さて、アルバに無事到着。オープンカーに乗ったホテルオーナーが迎えに来てくださり、さっそく荷物を置いて、街へ散策に。
いつもは静かな街も、この時期はヨーロッパ中からの観光客で賑わっています。ドゥオーモ広場で、スイスから来るTさんと待ち合わせ。前回のレッスンの時、急遽ご一緒できるということになり、チューリッヒから車で来られました。車でイタリアへ旅行できるなんて、素敵で羨ましい
ピエモンテ州アルバは、世界でも有名な白トリュフの最高級産地
その白トリュフが旬を迎えるこの時期に開かれているのが「白トリュフ市」。入場料1ユーロ。以前からずっと本場に来たくて、楽しみにしてました。
会場内もとても賑わっています。この辺りの名産であるバローロ、バルバレスコなどのワイン試飲の他、サラミやハム、チーズ、お菓子、詰め物パスタなどもあり楽しい思わず夕食があることも忘れ、試食&お買い物してしまいましたオススメはトリュフのサラミ
ずらーっと、白トリュフが透明ケースの中で鎮座しています。もっと手に届かないお値段と思いきや、Tさんとふむふむとショーケースを覗き込んでいました。買っても香りが飛ぶし、日持ちするトリュフ入りバターやクリームをお土産にすることに。
売り手も買い手も真剣な眼差し
夜は1ヶ月前から予約していたアルバで評判の「Enoclub」へ。煉瓦造りの店内は、とても素敵で寛げる雰囲気
この「carne cruda(生牛肉のたたき)」は、さっぱりしていて、とてもとても美味しいトリノで知り合ったMさんが絶賛していたのも頷けます
白トリュフのタヤリン。タヤリンとは、ピエモンテ州の方言で手打ちタリアテッレのこと。 白トリュフの香りを堪能するには新鮮さが命産地でいただく濃厚で官能的な白トリュフの芳香は、格別です。この贅沢な時間を止めて欲しい白トリュフのタヤリンのことは、以前旅行記に書いていますので、そちらもよろしければご覧ください。ちなみに、白トリュフは、+30ユーロでした。
左:牛肉のバローロ煮込み。トロトロに柔らかく美味!
右:小菓子たち。手前のチョコレートでコーティングしたほおずきが、爽やかでした。
濃厚なパンナコッタに、お菓子の先生Tさんも絶賛されてました
ピエモンテの郷土料理をライトに仕上げたとても美味しいリストランテでの楽しく素敵なディナーでした。
翌日は朝からトリュフ狩りへ