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日曜日は、レストランで200人ほどのバンケットがあり、厨房は昼前から大忙し!
4人のシェフを手伝いながら、ご飯を食べる余裕もなく、終了したのは、夜中の
12時月。もうフラフラだったけど、みんなでやり遂げた達成感と、お客さんの喜んでる笑顔を見ると疲れも吹っ飛びました笑顔
日本にいる時は、レシピを考えたり、試作、レッスンの準備等、比較的孤独な仕事をしている私にとって、時に大声が飛び交い、戦争のような厨房でしたが、活気があって楽しく、なんとも心地よいものでした。

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こちらは78歳の名シェフ「トト」。今回の旅で最も忘れられない、大切な人になりました。厨房では若いシェフ達に激を飛ばし、誰よりも元気で、厳しい中にも優しさとユーモアがあり、皆に愛されていました。私はいつもトトに付いて回って色々訊いていましたが、全て快く丁寧に答えてくださり、美味しい料理をいっぱい教えてくださいました。
この日は、仕事が終わってから自慢のオリジナルレシピ「アリパシャ」の手ほどきを受けました。写真は紙でアリパシャの王冠を作って由来を教えてくれているところです。いつでもどこでも料理のことを真剣に考えて語っているトト。こんな真っ直ぐな人がいたことに感動しました。そして、まるで子供のようにかわいがってくださったトトの傍にもっと居たくて、私は滞在を延長することにしました。別れの時、涙でぐちゃぐちゃの私に「レストランはきつい仕事だろ。でもこの仕事が好きなんだ」と話すトトを見て、一生好きなことを続けていくことは大変だけど、とても幸せなこととしみじみ思いました。
レストランを去ってからも、「元気にやってるか?」と毎日のように電話をくれました。またきっと会いに行きますびっくりいつまでも元気で長生きしてね、トトドキドキ大