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帰ってきてから、荷物の整理や家のこと、レッスンの準備に追われています。

帰国した日は、寝言で「ミラノ、鰯・・・」と何度も言っていたようです。
変な寝言で私も意味不明なのですが、きっと帰国前日にミラノで
レストランに行けなかった(日曜日はほとんどのお店が休み)ことを
無意識のうちに悔やんでいるのだと思われます・笑

この時期は、1週間ほど前から、フィレンツェやミラノなどで
クリスマスの電飾が始まり、クリスマスムード一色になります。キラキラ

そして、クリスマス名物のパンケーキ「パネットーネ」もお店に並び始めます。
シエナのCOOPでも、赤い箱に入って手頃なお値段で売られていましたが
パネットーネはミラノの名物なので、どうしてもミラノで手作りの美味しいものが
手に入れたくて、帰国前日のミラノまで買い控えていました。

あいにくミラノ滞在日は日曜日で、
お店はほとんど開いてなかったのですが
ドゥオモ近くのパスティッチェリア(お菓子屋さん)で
美しく並べられているパネットーネを発見しました。

お店の人にあれこれ聞いて、チョコ、コーヒー、ノーマルの3種類が
あることが判り、ドライフルーツ(干しぶどうや果物のピール)が入った
ノーマルなものを注文しました。

ゴールドの紙に包まれ、オーガンジーのリボンをかけられた直径20cmほどのそれを、
つぶれないように手荷物で丁重に持って帰ってきました。

昨夜、ワクワクしながらリボンをほどき、紙をはがしました。
茶色い生地にお砂糖やアーモンドがのった生地が見えました。
「えっ?」っと思い、そっと切り分けるとなんと中身も茶色!
「これ、コーヒーちゃうのん!?」
そう、なんとドライフルーツではなかったのです。
きっと、店員のおじさんもドライフルーツのつもりだったのでしょうけど
取り間違えたのか、中身を入れ間違ったのか・・・。

パネットーネはクリスマスのリッチなパンで、
昔から人々が今後1年飢えずに暮らせますようにという意味を
こめて食べるようになったと言われています。
作るのは結構時間がかかります。

コーヒー風味のパネットーネ、味見をしてみると
生地が適度にしっとりして、なかなか美味しいです☆

12月のドルチェ「クリスマス風ザバイオーネ」は
このパネットーネにザバイオーネクリーム、フルーツをのせて
作りたいと思っています。

コーヒー風味のパネットーネなんか珍しくて
日本でほとんど食べることはないんじゃないかしら。
どうぞお楽しみに☆